電車男

今日からドラマが始まった訳ですが、みんな電車男好きだねえ。
かくいう私はまとめサイトを見ただけですが、結構好きなんです。
ただ、このメディアミックス展開には正直ノれない。
だから、ドラマもチラっとしか見ていない。
コンビニで原秀典版の電車男を読んでいたから。


ちょうど良い機会なので、その訳を書いてみようと思います。
三度の飯よりはてなキーワード登録と時刻表が大好きな僕ですから!


女優に関しては言うこと無いんです。別に。
映画版は作中にも似ている人として出て来た中谷美紀ですし、ドラマ版も伊藤美咲と「金持ってそうな綺麗なお姉ちゃん」で良いんじゃないでしょうか。


ただ、男ですよ。
映画版が山田くんでドラマ版がチビノリダー


電車男のポイントの一つとして、住人のアドバイスによってデートの時にはAボーイから小洒落た兄ちゃんに変身するというのが上げられると思うのですが、山田くん(イケメン)がAボーイを演ずることに関して、なんか、こうモヤモヤしたものがありません?
逆にチビノリダーが小洒落た兄ちゃんになるってのも、イマイチ説得力に欠けるような気がするのです。


んで、メディアミックスすることによって、顔が見えるってのは電車男にとってマイナスポイントじゃないのかなあ。
少なくとも僕が電車男まとめサイトで読んだ時に感じた魅力はライヴ感というか、スレ住人として疑似参加出来た点あったんですよ。
どんな奴かも分からない電車男にあーしろこーしろ好き勝手言って、とんとん拍子で状況が好転していく。
「電車、そー来たか!」とか「そんな展開になったの」なんていうワクワク感がそこにはあったのです。
2ch特有の(絵)文字表現の為だとは思うけど、出版の際に普通の小説のような体で出版されてたら、そんなに魅力も無かったと思うしね。


メディアミックスとなると電車男であり、エルメスに重点を置く訳で、住人に対して感情移入していた僕にとっては、具体的な姿形、ましてや「どこどこの会社でこういう仕事してて」っていう設定まで置かざるを得ない映画やドラマは、ちょっとピンと来ないのです。
相手が見えないからこそ、その臨場感が再現できてるし、より緊張感みたいなものが伝わると思うのです。


もう一つ言えば、Aボーイ:仕事が出来ない→変身後:公私共にデキル男に みたいなベタな流れが容易に想像できる設定も気にくわない。
あとね、電車男の流行によって、2chとは無縁の人たちにまで2ch表現が伝播するのが嫌。
友達と喋ってて、「キター」ぐらいなら全然ですけど「漏れ」とか言い出したらぶっ飛ばしたくなりますから。
ありゃあ、文字で表現するものであって、声に出すものじゃあ無いと思ってますんで。


とまあ、2chも映画もドラマも見ていないのに吠えて来ましたが、それもこれも三度の飯よりはてなキーワード登録と時刻表を眺めるのが大好きなだからデス!
チビノリダーの後ろで見切れてるTHE-Oがカッコイイ。