安倍なつみコンサートツアー「24カラット」総括

土日の夜に行ってきました。
総括と言うからには新潟にはいかない。


やっぱ、このコンサートはセットリストが良いんですよ。
使う曲から配置まで。
ハロプロの)どのコンサートでも大抵ダレる部分である「ゲストとの(モーニング)カバー曲」ってのが、ライブの中で盛り上がれる部分であるのがやっぱりデカイと思います。
永らくセンターを努めてきた安倍さんがいるってのは、大きなアドバンテージではあるのですが、ここで「いいことある記念の瞬間」と「愛車ローンで」を持ってきてくれたスタッフに感謝。
変に聴かせる曲よりは盛り上がる曲でスルーさせてくれる方が断然良い。
持ち歌に盛り上がるのが少ないんだから。

それから配置。
一番象徴的なのが4曲目に「何にも言わずにI LOVE YOU」が入って、そのあとMCに行くところ。
「何にも言わずに〜」って、大団円的な歌じゃないですか。
これ歌ったら終わり、みたいな。
それがこんな序盤にあるのに、成り立ってるのはその後にMCが入って流れをガラッと変えるから。

MCって良くも悪くも流れを中断させる物。
それをこんな風に効果的に使えてるのが、すごく良いです。
終盤の「22歳の私」→MC→「あなた色」からのたたみ掛けも、そういう意味で効果的です。
さくら満開」→「22歳〜」のまったりしたセットからMCを挟んで終盤たたみ掛けのセットは、MC無しで繋ぐよりもメリハリがつくし、何より受け手が分かり易い。

(比較しちゃって悪いけど)後藤さんのセットリストはそういう点で、ちょっとギクシャクしてるのかな、と思った。
個別に切り取っていくと、「ごっちんは相変わらずスゲェなあ」って素直に思うんですけど、全体振り返ると、なんか物足りないんですよ。
先週、後藤さん見て(極端に要約すると)「ごっちんのスゴさは伝わるんだけど、ライブは今イチ」って思ったのはこの辺が原因なのかなあ、なんて。

ちょっと前の娘。コンなんかは「単純に良い曲が揃ってる良いライブ」だったんだろうけど、今回みたいなセットリストで唸ったライブは初めてかもしれないです。


あとは、安倍さんの歌ってる時の表情の作り込みというか、もうハローの中では抜群だと思いました。
贔屓目ですけどね。
一曲の中で、ほんとコロッコロ変わるんですよ。
楽しんでるのが、すごく伝わってきます。
(その辺は寒い時期の武者修行が、結果的に良い方向に出てるんじゃないかなと思います。)


やっぱり、なんちゅうか、最終的に帰ってくるところはココなんだな、と。
くっすんやみうなにフラフラ出来るのも、安倍さんがデンと構えてくれているから。
もしかしたら、今くらいの距離感で接するのが一番楽しいのかもしれない。
(一番がっついていた、近づこう近づこうとしていた昨年末が、あんな結末ですからねw 向こうから離れてっちゃったし)
そういうのを実感できた、良いツアーでした。