美勇伝の仮通夜

motomatic2008-06-29


土曜日の夜公演に行って来ました。
インターネットの力で大金積んでムニャムニャする気はあったんですが、直前になって日和っちゃいました。
(そして、浮いたお金はキャナァーリ倶楽部の写真集へ)
「最終公演見て存分に泣きたい!」的な気持ちの為だけに行こうと思ってたわけですが、直前になって「でも、美勇伝で泣きたくねえな。泣きで終わりたくねえな」って感情が湧いたんで辞めたんですけどね。(嘘です。入場料の問題です・・・)
まあ、土曜日に入ったのは正解だったと思います。
実際、ラストはしんみりした曲じゃ無かったですし。
(ただ、誤算は最終公演もしんみり終わらなかったこと。会場推ししてたけど、泣きながら出てくるヲタ居ないんだもん。きっと公演は大失敗だったんでしょうね!・泣)


振り返ってみると、美勇伝て‘ツアーが面白くなかったことが無かった’稀有な存在ですね。
数で言えば5本と多くも少なくもない感じですが、アルバムは1枚だけだし、そんな中で(ハローの中では)毎公演高いレベルで落しどころを見つけて作ってたなあと思います。
マンネリ感が出なかったのが大きいと思いますし、(落ち度? を)強いて挙げれば一番最初のツアーでカントリーに喰われたことぐらいでしょうか。
ということは、ユニットとしての見せ方、鮮度を上手く保ててたってことなんじゃないですかね。
ことツアーに関しては。
普段の活動はともかく、ツアーに関して不満を抱くファンってのは殆ど居なかったんじゃないでしょうか。


そんでもって"美勇伝"というユニット自体の話しになるのですが、みんなが抱いた感想ってのは「もうちょっと、やりようがあったのになあ」ってものですよね。
僕もそう思います。
けれど、(僕の見回す限り)その「やりよう」を提示出来た人って皆無なんじゃないかな。
製作側はもちろん、受け手のファンも「理想の美勇伝像」って見えてなかったような気がします。
(受け手の理想を強いて挙げるなら「石川ソロ」ってところでしょうか)

石川さんなんかは末期に「ようやく美勇伝の方向性が見えてきた」的なこと言ってたような気がしましたが、「それ、受け手に伝わってたのかな?」って思うし、恐らくそれは受け手の理想じゃなかったんですよね。たぶん。
それどころか、製作側の意図するものでもなかったような気がします。
あくまでも僕の印象ですけどね。


結局、「(製作、演者、ファンが)いつまで経っても噛み合わなかった」というと言い方が悪いですが「永遠に模索中」と形容すれば、それはそれで非常に石川さんっぽいなあという気がするのは僕だけでしょうか。